2008年3月3日月曜日

予想外。ノーカントリー銃

motel
アカデミー賞が決まりました。ノーカントリー(no country for old men)。ちょっと面白いのが、鬼気迫る殺し屋が使う銃。人の頭を空気が打ち抜き(銃弾ではなく空気)、さらにはモーテルの鍵のシリンダーまでも空気でぶち抜く。これ「牛を屠刹する時に使う空気銃」だとのことですが、たぶんウソですね。普通空気銃は空気の圧力でボルトとか銃弾を押し出すものであって、空気に銃弾相当の殺傷能力を持たせた持ち運び可能な銃なんて軍事兵器にだって見あたらないです。でも、架空の兵器であっても、そんなの関係ない。映画を見ている分には「へぇ、すごいもんがあるんだ…」と感心させ、疑問のかけらも起こさせないで話をぐんぐん進めていく。それも演出ですね。だってこの映画のテーマは「世界は予想外で作られている」ですし…たぶん。
ちなみに映画業界の政治力が反映されるといわれるアカデミー賞、今回の作品賞を競った2作品「no country for old men」と「There will be blood」のプロデューサーは、どちらもスコット・ルーディンさん(Scott Rudin)なのでした。2作品の監督のキャリアの差で決まったようなもんで…。